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居眠書生さんが、小説でイラストが重視されていることについて興味深いことを書いていたので、許可をとってここに引用します。
さてライトノベルとかイラストとか百合と言いますが、「2000年前からのラノベ読み」こと居眠書生に言わせてもらえば、こういうものは最近ようやく注目され始めたもの、とは思えんのですな。
著名な絵師が挿絵を書いているというのは本にとってプラスにこそなれ、マイナスにはならないはずです。
『ドン・キホーテ』のドレの挿絵とか、『八犬伝』の柳川重信の挿絵など、非常に優れたものです。
イラスト反対派の考えが分からん。
百合小説だって、明治の昔からありますからねえ。
例えば手元の岩波文庫総目録、『魔風恋風』の項目から。
「才媛の女子学生初野を中心に、その「崇拝者」である純情可憐の子爵令嬢芳江、……当時の男女学生の先端的風俗と生態を描きつつ、……明治36年読売新聞に連載(以下略。鉤括弧書生)」。
ちなみに19世紀中国には、学生と俳優の変恋を描いた『品花宝鑑』というBL小説があったとか(驚いた事に邦訳もあるよし)。
著名な画家が挿絵を加えた豪華本は、ヨーロッパでは結構な価格で売買されると聞いたことがあります。
例に挙げたドレは19世紀の版画家で、『ドン・キホーテ』のほかに聖書や『神曲』『狂えるオルランド』『失楽園』などにも挿絵をつけてます。
日本でも、これなんかはドレの挿絵をウリにしている本だと言えます。
(豪華本というほどの価格じゃありませんが、贅沢な書物であることは間違いないですな。地元の図書館で実物を見たことがありますが、なかなか凄えですぜ)。
それから、江戸文学は全般に挿絵のレベルが高いです。
『八犬伝』の柳川重信も一流の絵師ですが、『弓張月』などに至っては葛飾北斎が挿絵を描いているくらいです。
むしろ現代のライトノベルよりもイラストが重視されていた観すらあります。
馬琴の師匠筋の山東京伝などは自分でも絵を描いたし、馬琴も下絵は自分で描いたそうで。
実際、『八犬伝』の挿絵はかなりイケてると思うのですよ。
今のように「絵買い」されているかどうかということとはちょっと別なのですが、テキストとイラストの関係を考える上での参考になりました。
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